【本要約】「めんどくさい」がなくなる本で「めんどくさい」はなくならない

本要約

書籍”「めんどくさい」がなくなる本”鶴田豊和(著)を読んでも、「めんどくさい」はなくなりません
そして、本当の「めんどくさがり」は本書を最後まで読めません。(私です)
※途中まで読んでも一部、参考になります。

私の感想と、私が参考になった点を抜粋してメモしておきます。

感想:「めんどくさい」がなくなる本は、個人的に苦手な本です

本書の感想は大きく3つです。

  • ”「めんどくさい」と思わないようにする”という精神論対策は自分には無理
    (言っていることはわかるけど、そんな考え方変えられないって)
  • 「めんどくさい」をなくすことはできないが、減らしたり、小さくするテクニックは参考になる(しかし”引き寄せの法則”的な対策は、「?」となる)
  • タイトルにある「めんどくさい」についての言及は前半のみで、後半は作者による自己啓発が続くため「めんどくさい」じゃなく、読むのが「しんどい」になる

特に3つ目の感想から、私には苦手な本です。後半は読んでいません。

他の方のレビューを読むと、後半の自己啓発で書かれていることが参考になったという方もいるようです。私も、後半は、「おまけの情報が書かれていてラッキー!」とポジティブにとらえられたらいいのですがダメでした。。。

「めんどくさい」をなくす対策で参考になったこと

精神論対策は私には無理だが、一部テクニックは参考になる

本書の「めんどくさい」をなくす4つの原則として以下が書かれています。

それぞれについて私の感想です。

  • 第一の原則:「やらなきゃいけないこと」を減らす
  • 第二の原則:「やらなきゃ」と思わないようにする
  • 第三の原則:「やらなきゃ」と思っても色々考えない
  • 第四の原則:工夫してとにかく行動する

”第一の原則:「やらなきゃいけないこと」を減らす”は、わかります。
リソースが限られているので、やらないことを決めることも大事です。

”第二の原則:「やらなきゃ」と思わないようにする”について、”仕事だって本当は「やらなきゃ」いけないことじゃないのです”という話と、「やりたい」に考えを変える方法が書かれていますが、自分にはピンとこなかったです。
(言っていることはわかるけど、それができたらもっと勉強もできるし、出世もして、成功しているだろうと)

”第三の原則:「やらなきゃ」と思っても色々考えない”は、英語学習の事例で、最適な方法を考えて勉強しないより、積み重ねた時間が結果につながるという話は納得感があり、これを意識することは意味があると思いました。

”第四の原則:工夫してとにかく行動する”については、参考になるTIPSがいくつかありました。
TIPSは以前読んだ習慣化の本と共通する内容が多いなと感じました。

▼個人的には「習慣化」の以下の書籍のほうが参考になることが多くありました。

参考になった「めんどくさい」をなくす10の工夫

”第四の原則:工夫してとにかく行動する”について、10の工夫が書かれています。

10個のうち、私が参考になるなと思った3個を紹介します。
他7個は是非、本書でご確認ください。

初期状態維持の法則

携帯電話の最初だけ無料のオプション(初期状態)を後になって解約しない人が多い。

人は、初期状態を変えることに心理的抵抗が大きいです。

この特性を意識して、朝起きてランニングしたい人は、ランニングウェアを着て、靴下もの履いて、朝起きたら玄関にいくだけという状態にしておくと効果があります。
(私自身も習慣化のために実践しているテクニックです)

アクションリストにすでにやったことを入れる

人は最初の一歩が一番大きくエネルギーを使います。

このため、アクションリストを書く時にすでにやったことを入れておけば、最初の一歩でも、あたかもすでに数歩進んでいるように感じることができて、最初の一歩の負荷が下がるというテクニックです。

例えば、、、

  • 会社に出勤した直後にアクションリストを書く時に、「出勤する」と記入し、チェックマークを入れる。
  • 英語学習において、「教材を買う」「教材について調べる」というすでにやっていることをアクションリストに書いてチェックを入れる。

考えをすべて書き出す

考えてしまって手が動かない時は、頭に浮かんでいる自分の考えをすべて書いてみる。
するとそれがきっかけになって動けたり、思いついたりできるというテクニックです。

ブログについて書くことがなければ、「あー、ブログに書くことがない」とそのまま書いてみる。
「あー、やりたくない」といったことも書き続けると書く内容を思いついた人がいる。という例があげられていました。

まとめ

”「めんどくさい」がなくなる本”というタイトルが、本書がシリーズ30万部売れている理由だと思います。悩んでいる人にはとてもキャッチーですからね。

冒頭に書いたとおり、本書は「めんどくさい」をなくすことはできません。

本当になくすことができるならもっと売れています。

「めんどくさい」の原因と、減らしたり、小さくする対策について整理されているので、考え方やテクニックは参考にしたい人にはおすすめできます

\考え方・テクニックは参考になります/

「めんどくさい」がなくなる本 単行本(ソフトカバー) – 2015/2/20
鶴田豊和 (著)

\漫画もあるようです(私は未読)/

マンガで「めんどくさい」がなくなる本 単行本(ソフトカバー) – 2020/3/7
鶴田豊和 (著), 藤原ちづる (イラスト), 鍋島焼太郎 (その他)

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