2024年12月と2025年1月に私が体験したエンタメについて、おすすめ度と合わせて、一言メモを入れていきます。
今月のおすすめは、ガンダムジークアクス(映画)、PERFECT DAYS(映画)、ホットスポット(TVドラマ)、です。
両方とも今も見れるものなので、まだ見ていない方は是非!
【おすすめ度の凡例】
★5 感動(聞かれてなくても、おすすめする)
★4 面白かった(聞かれたら、おすすめする)
★3 普通
★2 微妙(聞かれたら、ダメという)
★1 ひどい(聞かれなくても、ダメという)
映像(映画・TV)
ガンダムジークアクス(映画)

エヴァンゲリオンを作ったカラーが作る新しいガンダムシリーズ。
エヴァンゲリオンの監督の庵野氏は脚本で参加。
2025年1月時点でテレビアニメ放送の開始時期は未定だが、冒頭シーンを編集したものが映画館で上映されている。
おすすめ度:5 ★★★★★
2025年1月、まだ見ていなかったら、早く映画館に行くことをおすすめします。
私は予告動画でガンダムの動きがエヴァ感が強くて期待していました。ただ、映画版はアニメの最初の数話をまとめたものと聞いていたので、テレビ放送を待っていました。
しかし、どうやら本作に大きなサプライズがあるという空気をSNSから感じ取り、ネタバレを知る前に映画館に行きました。
ガンダム好き、エヴァンゲリオン好きならかなりの確率で面白いと思うものでした。
作品自体だけでなく、このタイミングで、盛り上がっているYoutubeやXでの考察を追うこともあわせて楽しむことができる作品です。
ネタバレなしに感想を言うことが難しく、ネタバレ感想は多くの人が語っているので、映画を見た後、そちらをご覧ください。
Lost in translation(映画 [Amazon Prime])

2003年 監督・脚本ソフィア・コッポラ
出演はビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンなど。 東京を舞台に、倦怠期のハリウッド・スターと、孤独な若いアメリカ人妻の淡い出会いと別れを描く。
おすすめ度:4 ★★★★
中年の危機(ミドルエイジ・クライシス)がテーマになっているといわれる作品。
約20年前の学生の頃、ソフィア・コッポラのおしゃれ映画として映画館に見に行きましたが、44歳でリアル中年でミドルエイジ・クライシスに直面してから再度見ると感じ方が全然違いました。
使われている音楽(My Bloody Valentine、Phoenix、THE JESUS & MARY CHAIN、、、)は20年たって聞いても相変わらず素晴らしいです。
PERFECT DAYS(映画 [Amazon Prime])

東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々が作る木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。
おすすめ度:5 ★★★★★
トイレ清掃員のおじさん平山が朝起きて夜寝るまでのほとんど変わらない毎日。
清掃に行く車で古いカセットテープで音楽を聴く、古本屋で1冊だけ文庫本を買って夜寝る前に読み、銭湯があくと同時に一番風呂に入り、居酒屋でビールを1杯飲む、昼はコンビニのサンドイッチを食べて、木々の木漏れ日の写真をフィルムカメラで撮って現像に出す、、、そんな質素で静かな時間の過ごし方がすごく贅沢に思えます。
忙しい毎日に疲れている人には感じるところが多い作品に思います。
劇中で流れる『Perfect Day』がとてもいい。
ヴィム・ヴェンダース監督のルー・リード、Velvet Undergroundが好きな感じが出ています。
(登場する少女の名前もニコちゃんだし)

夜明けのすべて(映画 [Amazon Prime/Netflix])

月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石萌音)はある日、会社の同僚である山添くん(松村北斗)の小さな行動に怒りを爆発させてしまう。転職してきたばかりなのにやる気なさそうに見えてしまう山添くんもパニック障害を抱えており、生きる気力を失っていた。職場の人たちの理解もあり、藤沢さんと山添くんは友だちでも恋人でもない同志のような特別な気持ちが芽生えていく。2人は自分の症状は改善されなくても、相手を助けられるのではないかと思い始める。
2024年9月ロードショー
おすすめ度:4 ★★★★
PMSの女性と、パニック障害の男性、悩みを持つ二人の交流が淡々と進んでいく映画。
二人の関係は、友達でも、恋人でもない同志のような距離感で最後まで進みます。
お互い相手を異性と感じる描写が一切ないのが、逆にファンタジーに感じましたが、そんなふたりの関係が心地よく、疲れている時に見ると癒される映画でした。
松村さんの部屋で、上白石さんがポテチを残りを食べるシーンが最高です。
(二人の関係がよくわかって最高です)

カムカムエブリバディ(TVドラマ NHK朝ドラ)

ヒロインは上白石萌音、深津絵里、川栄李奈の3人。脚本家の藤本有紀がオリジナルで描く、京都・岡山・大阪を舞台に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の親子三代100年のファミリーストーリー。
初回放送:2021年11月1日-2022年4月8日
おすすめ度:4 ★★★★
2025年2月現在、第二部(深津絵理さん編)再放送中です。
リアルタイムで見ていたのですが、年末実家のテレビに録画されていたもので、第一部の上白石萌音さんと第二部の深津絵里さんのパートを改めてみました。
通常、朝ドラは主人公一人なのですが、3部構成になっていて、主人公が変わっていくという朝ドラとしては珍しい作品です。「JoJoの奇妙な冒険」スタイルです。
個人的に深津絵里さん好きなので二部が好きです。
(当時48歳の深津さんが18歳を演じていて違和感がないのがすごい)
一部では上白石萌音さんと、松村北斗さんが恋人になり結婚するのですが、この関係を知って、「夜明けのすべて」でのポテチを流し込む上白石さんのギャップを見るとなんかニヤニヤしてしまいます。

ミセン(韓国ドラマ [Amazon Prime/Netflix])

囲碁のプロ棋士になるべく生きてきた若者が、夢を断念し総合商社のインターンに。 学歴も社会経験もない彼は、囲碁で培った策略家としての才能を頼りに奮闘する。 会社で働く人々の姿をリアルに描き、韓国で社会現象まで巻き起こしたヒューマンドラマ。
おすすめ度:3 ★★★
数話みて途中で見るをやめた作品。
韓国で人気で、日本では舞台化もされるくらい話題になっているようですが、自分にはあまり刺さらずでした。
本作が上映されていた2014年(私が34歳)の時くらいに見ていると、時代感・自分の年齢からもう少し楽しめたかもしれません。20年間近く社会人をしていると、登場人物の行動に違和感を感じるところが多々あって感情移入が難しかったです。
他に気になるのが、パワハラ・セクハラ描写。
自分が社会人になった2000年代の日本の時代の感じで、懐かしいような感もあるものの、今の時代に見ると違和感がすごく強いです。ここ10年・20年くらいで急激・急速にコンプライアンス、世の中のモラル、普通、常識が変わったのだとあらためて感じます。
今のフジテレビの報道を見ていると、会社が時代の変化に追いつけていないのが一番の問題なのだなと感じます。

ホットスポット(TVドラマ)

(第一話のあらすじ抜粋)
山梨県、富士山の麓に広がるのどかな町で暮らす遠藤清美(市川実日子)、41歳。地元のビジネスホテルで働く清美は、娘の若葉を女手一つで育てるシングルマザー。毎朝、娘のためにお弁当を作ってから出勤し、同僚の由美(夏帆)、えり(坂井真紀)と一緒にフロント業務を淡々とこなすのが毎日のルーティン。
自分勝手な宿泊客には手を焼くけれど、支配人の奥田(田中直樹)は親しみやすいし、先輩の高橋(角田晃広)は影が薄いから、職場の人間関係はほとんどノーストレス。むしろそんなに親しくもない清掃スタッフ・中本(野呂佳代)のSNSをこっそりフォローしたり、謎の長期滞在客・村上(小日向文世)の素性を妄想したりして楽しんでいる。
仕事以外では、数か月に一度、地元の幼馴染・葉月(鈴木杏)と美波(平岩紙)とご飯を食べながら近況報告。そうして毎日、時間だけがあっという間に過ぎていき……。
そんなある日、清美は仕事帰りに自転車で家路を急ぐ途中、交通事故に遭いそうになり……間一髪のところで職場の先輩・高橋に命を救われる。
おすすめ度:5 ★★★★★
現在3話まで放送されていますが、めちゃくちゃ面白いです。
日曜の夜が楽しみになるほど。
バカリズム脚本作品は前回ブラッシュアップ・ライフが相当面白くて今回も期待値が高かったのですが、期待通りの面白さ。
宇宙人(東京03 角田さん)の能力が無駄にこき使われるけどまんざらでもない感、市川美和子さん、鈴木杏さん、平岩紙さんのおばちゃん達の会話劇が笑えます。
2話で、平岩紙さんが笑いこらえながら「高橋さんって宇宙人なんですか。」って吹き出しながら聞くところ最高です。夜一人で声出して笑いました。
御上先生(TVドラマ)

松坂桃李が日曜劇場初主演!
文科省の“官僚”兼“教師”が
権力に侵された日本教育をぶっ壊す!?
―辞令、日本教育の破壊を俺に命ずる―
文科省のエリート官僚が高3の担任教師に!
“官僚教師”が行う独自の授業とは!?
令和の18歳と共に日本教育に蔓延る
腐った権力へ立ち向かう
大逆転教育再生ストーリー!
おすすめ度:4 ★★★★
現在2話まで見たところですが、面白いです。
舞台を進学校にしており、東大卒官僚の先生と頭のよい生徒の会話劇が面白いです。
学園ドラマでよくある典型的なヤンキー描写がなく純粋に会話劇、ドラマを楽しめます。
テンポよく話が進み、早く次が見たいと思わせてくれる作品。
美術館
ルイーズ・ブルジョワ展(六本木 森美術館)

おすすめ度:5 ★★★★★
最終日に行きました。
素晴らしかったです。
5歳の息子と二人で行ったのでゆっくり見れず、20分くらいで回りました。
解説もさっとしか読めず、作品は一瞬で特徴を捉える形でしたが、ルイーズ・ブルジョワさんの自分のトラウマ、家族感、ジェンダー等が強烈に反映されている作品群に圧倒されました。
子供と美術館に行くのはゆっくり見ることができないものの、いいものです。
将来一緒に画集を見て、一緒に行ったんだよと会話することを妄想しています。
(思い出の投資みたいなものです)

この写真を見て、おじさんだと思っていたら、美術館でおばさんであることが判明。
ブルジョワさんごめんなさい。。。
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