※この記事で役立つ情報は、崎陽軒が全国展開じゃないことと2025年に値上がりするという情報くらいです。
私は駅弁が好きである。
学生の頃はコンビニで500円でガッツリとした弁当が食べられるのに、1000円くらいする冷めた駅弁はなんてコスパの悪い食事だろうと思っていた。
しかし、中年になると駅弁が楽しみなのである。
出張で新幹線に乗る機会が極端に減った今、数少ない駅弁を食べる時間は愛おしくもある。
今日は定番中の定番の崎陽軒のシウマイ弁当をハイボールとともに買った。
以前、名古屋から東京に帰る際、崎陽軒のシウマイ弁当が食べたくなり探したら崎陽軒は全国で売ってるものでないことを初めて知り、買えなかった。
その時からお預け状態であった。
こんなにメジャーなのに神奈川、東京、千葉、埼玉、静岡、台湾にしか店舗がないらしい。
駅弁はシウマイ弁当含めて正直言うとそこまで美味しいものではない。
(もちろん3000円くらいする弁当でものすごく美味いものもある)
なのだが駅弁はただの食べ物ではない、芸術であり、旅情を盛り上がるツールであり、ゲームでもある。
なにより日本が誇る文化である。
(以下、孤独のグルメを意識した文章です)
実家への帰省の途中、東京駅で崎陽軒のシウマイ弁当を手に取っていた。
ついでに、缶のハイボールも購入。これが、帰省の儀式とも言える瞬間だ。
動き出して15分。揺れが落ち着いてきたところで、プシュッという音と共にハイボールを開ける。
炭酸の刺激が、喉を心地よく通り過ぎていく。
黄色い箱を開けると、懐かしい香りが漂ってく。
カラシと醤油を慎重にシウマイにかける。醤油は全部つけるとしょっぱくなりそうだ。
準備が揃った。まずはシウマイから。ぷっくりと膨らんだシウマイが整然と並んでいる。
一つ、口に運ぶ。豚肉の旨味と生姜の風味が、ハイボールと見事なハーモニーを奏でる。
「うむ…」
筍煮は季節を感じさせる一品。歯ごたえと共に、上品な出汁の味わいが広がる。
何個か入っているので要所要所の休憩でつまむことを考える。
鮪の照り焼きは、程よい甘さと醤油の香ばしさ。
シウマイとはまた違った深い味わいだ。結構味が濃いのでご飯が進む。
玉子焼きは、ふんわりとした食感。
甘さ控えめで、これがまたよい。
かまぼこは普通。だけどこの普通がいい。
安心感すら感じる。
鶏の唐揚げは、からっとはしていないしっとり系だ。
このしっとりとした食感が好きだ。
切り昆布は、しっかりとした歯ごたえと共に、磯の香りが鼻をくすぐる。
そして千切り生姜が、全体の味を引き締めてくれる。適度な辛みが、料理の味わいを一層引き立てる。
アンズは、いつ食べるか正解がわからないが崎陽軒のシウマイ弁当に強烈な個性与える一品だ。
甘酸っぱい風味が口の中を爽やかにしてくれる。
今回はデザートではなく途中に一口、最後に一口いただいた。
「なるほど…」
ハイボールを飲み干し、弁当箱を閉じる。実家までは、まだ少し時間がある。
車窓の景色を眺めながら、心地よい満足感に浸るのであった。
※この文章は半分以上AIが書いています。
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